面倒なことは後回しにしたくなるクセがあるという話を前にタンブラーに書いたけど、青さんと付き合うようになってからそういうことをあまりしなくなった。相変わらずレポートはぎりぎりだけど。私生活がだらしなかったぼくは洗濯物をたたむのとかつかった食器を洗うのとか、朝着るのに迷って出しっ放しになった服とか、そういうものを後回しにしていたけれど、青さんが僕の家に出入りするようになってからはいつも整頓をして結構こまめに布団カバーを洗ったりなんかして、日用品の買い出しや食材がきれるとぱたりとやめてしまう自炊も、水回りの掃除も、なんとなく続いている。今日もほんとうは気がめいることがたくさんあって、そういう家事みたいなものを後回し後回しにしていたけれどさっきようやく片付いた。それでも毎日なにかをきちんと片付けていて、なんとなく暮らしぶりに丁寧さみたいなものが増えてきた気がする。そういうのはミエからスタートしたものかもしれないのは解っているけれど、それでもなにかしらをはじめるきっかけというのは貴重だ。
色んなものが渦巻いてしまう今だけど、それに錯乱だけはしてしまいたくない。僕はひとよりきっと思い詰めてしまうから、関係のないしぐさや何気ない行動に敏感で疲弊してしまったりする。たまに他人事にしないと心がとても重苦しくて、そういうときに判断ができなくなって好きな人に間違った頼り方なんていうのをしたくないから。それでも最近優しくなったし丸くなったねと言われるのは、何かに対してあきらめることも学んだのかもしれない。いい人ぶる偽善みたいな、きれいごとを蔑まないで人にすかれたいという気持ちだけで、最初はそのひとへの純粋な好意だけでなくてもはじめることだけでも、いつかそれが本当におもえたりする、のかも、なんてね。言霊っていうし。僕はそういうのを信じてるよ、くだらないって、高校生のときの僕は笑っていたけど。